2011年11月のお知らせ
- 2011/11/30
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2011年11/03
「ギリシャ危機の行方」について「週刊現代」にコメントを掲載しました。関連情報を含め、ご一読下さい。
ギリシャの債務不履行(デフォルト)は秒読み段階に入ってきた。パパンドレウ首相は緊縮財政策の強化と包括支援の受け入れの是非を問う国民投票を実施すると突然の如く発表。混乱状態に拍車をかけている。わが国にも深刻な影響をもたらすに違いない。実のところ、表面的にはユーロ圏の存亡を巡る金融危機と見られているが、水面下では黒海からの石油のパイプラインを巡る米ロの熾烈な資源争奪戦が展開中。ギリシャの占める戦略的な位置を理解しておかねばなるまい。思い起こせば、1967年に起きた軍事クーデターの再来の可能性もあるだろう。今回の金融危機の隠れた主役はロシアのプーチン首相。彼が進めているバルカン政策に注目しておく必要がある。ご参考まで、現在発売中の「週刊現代」(11月12日号)の緊急大特集「世界大恐慌はすでに始まっている」をご一読されるようお勧めしたい。
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