真珠湾攻撃についての検証
- 2016/6/10
- 浜田和幸をもっと知ろう
こんにちは。参議院議員、国際政治学者の浜田和幸です。
近年、世界各地でテロ事件が発生しています。
2001年9月11日にニューヨークやワシントンで発生した「同時多発テロ」。
また、2015年のパリを襲った同様な悲劇。
いずれもイスラーム過激派によるものと言われていますが、
事件発生のたびに「21世紀のパール・ハーバー」といった言い回しが喧伝されているのをご存知でしょうか?
その結果、戦後70年経った今でも、日本による奇襲攻撃という現代史の一幕が、
「負の遺産」として人々の記憶に蘇るのです。
いったい、誰がなぜ、このような言い回しや情報回路の仕掛けを繰り返すのでしょうか。
1941年、日本の命運を大きく変えた「パール・ハーバー」。
私は、その真の歴史的な意味を我々は新たな事実をもとに、冷静に検証し、
歴史の鑑とする必要があると思います。
また世界にとっても、「リメンバー・パール・ハーバー」の意味するところを
未来に活かすことにつながるだろうと思うのです。
6月のコラムは、私の書籍の第1章でふれております真珠湾攻撃についてご紹介します。
『真珠湾攻撃についての検証』その1
1.真珠湾は奇襲攻撃だったのか?
「先の大戦は、1941年12月8日(日本時間)に行われた日本軍による
アメリカのハワイの海軍基地への奇襲攻撃によって、開戦の火ぶたが切られた」
とされています。
果たして、本当に宣戦布告のない、いわば国際法に違反する奇襲作戦だったのか。
真珠湾攻撃について、これまで明らかにされてこなかった事実が、
アメリカの情報公開法により次々と白日の下に曝されるようになってきました。
ところが日本ではそうした新たな情報について検証を進める作業がないがしろに
されているように思います。
残念なことだが、戦後のアメリカによる対日洗脳工作が成功してきた結果とも
受け止めることができるでしょう。
真珠湾攻撃の裏に隠された情報戦について検証結果を、次回のコラムでお話します。
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今現在、日本の政治や経済、文化はいずれをとっても危機的状況にあります。
日本の伝統や技術力を総結集しつつ、国際社会との連携をいかに実現するかが問われています。
私は、国際政治経済学者としての知識とネットワーク、政治家として得た見識と実績をもとに、わが国が直面する諸課題の解決に向け、みなさんと知恵を出し合い、力を合わせて挑戦していく覚悟です。
国際社会でリーダーシップをとり、人間と人間の付き合いで信頼を築き、そして
世界に誇れる日本を築いていく活動に是非ともお力添え頂けれは幸いです。
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【プロフィール】
浜田和幸
参議院議員。国際政治経済学者。米ジョージ・ワシントン大学政治学博士。『ヘッジファンド』、『ハゲタカが嗤った日』、『快人エジソン』、『未来ビジネスを読む』等のベストセラー作家。総務大臣政務官、外務大臣政務官、2020年東京オリンピック・パラリンピック招致委員会委員、米戦略国際問題研究所主任研究員、米議会調査局コンサルタントを歴任。