“政治力と戦略で読み解く“武器としての超現代史”を出版致しました。
- 2016/6/3
- 浜田和幸をもっと知ろう
こんにちは。参議院議員、国際政治学者の浜田和幸です。
このたび、2016年5月26日に、新書
“政治力と戦略で読み解く“武器としての超現代史”
を出版いたしました。
この書籍は、国際政治経済学者でもあり、政治家でもある私浜田和幸ならではの観点から
現代を読み解き、皆様にぜひ読んでいただきたいと筆を執りました。
昨年の2015年は、日本にとって戦後70年という節目の年でありました。
日本は、先の大戦による多くの犠牲と破壊の中から「奇跡の復興と復活を成し遂げた」と、
世界から驚嘆と称賛の目を向けられてきました。
そのため、日本人の多くは、「ジャパン・ミラクル」とまで呼ばれた
自国経済のサクセス・ストーリーに関心が向いてしまい、なぜ日本が先の大戦において
大敗を喫したのか、冷静に歴史を向き合ってこなかったように思います。
実は、70年前から今日に至るまで、現代史の重要な場面で、実に巧妙な情報操作が展開されてきているのです。
戦争遂行に至る過程では、戦争を正当化するための様々な虚偽の情報が流されます。
それと同じように、目まぐるしく展開する国際政治や経済、金融の世界の出来事に関しても、
メディアやネットを介しての情報は、「ナイヤガラの滝のごとく」降り注いでいるものの、
そこで主役を演じる登場人物が何を考え、
どのように思考回路を経て最終判断を下しているのか、
そのことは、まったくといっていいほど伝えられていません。
現代史を彩った世界のリーダーたちが、「自ら描く未来のシナリオ」を実現するため、
どのように情報を駆使しているか、その過程を知ることは、熾烈なビジネスの世界を生きる
すべての人々にとっても大いに参考になるはずです。
本書から、彼らから生きた知恵を学び、彼らを教師として、あるいは反面教師として、
自身のビジネスの武器や考え方、モノの見方の羅針盤として活用していただきたいと思います。
本コラムでも、この“武器としての超現代史”の内容をもとに、少しずつお話しできればと思います。

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今現在、日本の政治や経済、文化はいずれをとっても危機的状況にあります。
日本の伝統や技術力を総結集しつつ、国際社会との連携をいかに実現するかが問われています。
私は、国際政治経済学者としての知識とネットワーク、政治家として得た見識と実績をもとに、わが国が直面する諸課題の解決に向け、みなさんと知恵を出し合い、力を合わせて挑戦していく覚悟です。
国際社会でリーダーシップをとり、人間と人間の付き合いで信頼を築き、そして
世界に誇れる日本を築いていく活動に是非ともお力添え頂けれは幸いです。
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【プロフィール】
浜田和幸
参議院議員。国際政治経済学者。米ジョージ・ワシントン大学政治学博士。『ヘッジファンド』、『ハゲタカが嗤った日』、『快人エジソン』、『未来ビジネスを読む』等のベストセラー作家。総務大臣政務官、外務大臣政務官、2020年東京オリンピック・パラリンピック招致委員会委員、米戦略国際問題研究所主任研究員、米議会調査局コンサルタントを歴任。