一つのことばかり思い悩んでいても、良い考えは浮かばない。
- 2016/5/13
- 浜田和幸をもっと知ろう
こんにちは。参議院議員、国際政治学者の浜田和幸です。
本日ご紹介するエジソンの言葉は、
「一つのことばかり思い悩んでいても、良い考えは浮かばない。」

私たち常識人は、
「あれこれ気が散ると考えがまとまらない。何事も一つのことに集中すべきだ」
と思いがちです。
しかし、常識の反対をいき、成功を重ねたエジソンは、いつも関心のアンテナを多方面に張りめぐらせることを信条としていました。
当面の最大の課題が電球の発明だったとしても、電話やレコード、そしてセメント住宅の発明や改良など、同時進行でいくつもの研究プロジェクトに目配りをしていました。
なぜなら、
「目前の悩みの解決方法は、いつも意外な方向から飛んでくる」
との確信があったからです。
目先の悩みから「念を外す」ことによって、解決法が「思わぬ方向から飛び込んでくる」というのです。
となるとアンテナは広いにかぎります。
エジソンの研究室には、常にに60近くのプロジェクトの進捗表が掲げられていたそうです。
工場や実験室を見回りながら、現場のエンジニアと話しこむエジソンは突然、何かがひらめくと、別の部長に走り出すことがよくあったと言われています。
しばらくして、最初の現場に戻ってきた発明王は、
「君と話していたおかげで、別の課題の解決法を思いついたんだよ。早速向こうで試してみてうまくいった。ありがとう」
と上機嫌だったようです。
あらゆる方面に関心のアンテナを向け、課題に取り組むエジソンの姿勢。
私も常に心がけていきたいと思っております。
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今現在、日本の政治や経済、文化はいずれをとっても危機的状況にあります。
日本の伝統や技術力を総結集しつつ、国際社会との連携をいかに実現するかが問われています。
私は、国際政治経済学者としての知識とネットワーク、政治家として得た見識と実績をもとに、わが国が直面する諸課題の解決に向け、みなさんと知恵を出し合い、力を合わせて挑戦していく覚悟です。
国際社会でリーダーシップをとり、人間と人間の付き合いで信頼を築き、そして
世界に誇れる日本を築いていく活動に是非ともお力添え頂けれは幸いです。
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【プロフィール】
浜田和幸
参議院議員。国際政治経済学者。米ジョージ・ワシントン大学政治学博士。『ヘッジファンド』、『ハゲタカが嗤った日』、『快人エジソン』、『未来ビジネスを読む』等のベストセラー作家。総務大臣政務官、外務大臣政務官、2020年東京オリンピック・パラリンピック招致委員会委員、米戦略国際問題研究所主任研究員、米議会調査局コンサルタントを歴任。